言葉の柔らかさを感じよう
初めて記事を書く。
日記の書き方に関してのツイート(@古賀及子さん)を見て、久々に柔らかな言葉に触れた。
趣味の押し付けと思いつつ、子らには「日記は1日のことをまるまる書こうとせずに5秒のことを200字かけて書くと良い」と布教していたら、娘が“靴下をはいた状態で玄関に立ちサンダルと靴どちらを履こうか悩んだ”ことを日記に書いて習い事に提出していてさすがに私好みすぎてしまった。
— 古賀及子(こがちかこ) (@eatmorecakes) 2021年5月10日
言葉の柔らかさはその人の生活の充実度に直結する。
会社員として働く中で、人の苛立ちや言葉の棘に敏感になり気落ちしていた最近の私にとっては湯治。
ツイートはただ見ただけだったが、この人の文章がもっと見たいとブログも読んでみた。
ご家族との関係性も含めて、古賀さんからは余裕が感じられた。実際にはお子さん2人いらっしゃって大変なこともあるだろうけど、文章から余裕が見える人間であることが私には羨ましい。素敵な日記が書ける小学生の娘さんにも嫉妬を隠せない。
さて、そんな人間になるために、柔らかい文章を書いてみようと思う。
では、柔らかい文章には何が必要なのか。
柔らかい文章とは何か。
柔らかい文章ね、うんうん。
偉そうに「言葉の柔らかさを感じよう」なんてタイトルをつけて、頭の中では言葉の柔らかさの専門家城ヶ崎になるまで気持ちを高めたが、柔らかい文書ってなんだろう。
独断3サイトから以下でまとめてみた。
①無理しててらわない
②漢字ではなく、ひらがなカタカナを使う
③名詞を動詞に変換する
まず「① 無理しててらわない」だけはつっこまざるを得ない。
大丈夫?もうてらってない?
衒う(てらう)という表現が馴染み深い人間が地球上にどれたけいるか比率が気になるところだ。仮に私以外の日本人が馴染み深かったとしても、1.5%(1.2億人/78億人)にしかならない。
馴染み薄いみんな〜!安心して、世界は広いよ〜。
さて、柔らかい文章についてわかったところで書いていこうと思う。
例題:こんにちは、城ヶ崎です。大好物は豆腐です。
スタートからやや柔らかめなものが浮かんでしまった。小学校の教科書に載ってそうな文章だが、まだ3つの要素は埋められる。
一つずつ見直していこう。
「こんにちは」
てらってない?
もし友達に会った時の第一声がこんにちはだった時どうする?何か怒らせてしまったのかなと不安に思わないか?
日常見る範囲では、おうたのお姉さんとお兄さんしか使っていない気がする。
私は近所のおばさんに挨拶する時にしか「こんにちは」は使わない。
ちょっといいとこのお嬢さんだとか、ちゃんとした大人やってるんだとかって見られたい、大きな見栄が私にはある。そんな見栄っ張りには絶好の挨拶だ。
ごきげんようだと狙いすぎだけど、こんにちははちょうどいい見栄を張れる。
ある程度年齢を重ねると、お疲れ様ですとおはようございますの使い勝手の良さにも気づいてきた。業界用語は老若男女問わず使えるが、やや他人行儀な印象を受けるのが難点だ。
友達なら、「おつぽーん」が妥当。
「城ヶ崎です」
難しくない?
奇しくも義務教育時代に運営していたサイトの管理人として使っていた名前である。難しい苗字に憧れ、漢字3文字が一番強いと思っていた。今でも出来るなら漢字3文字を名乗りたい。他の名前を使っていたが、あまりの怖さに言葉にできない。
(漫画ちびまる子ちゃんの中で一番気に入ったキャラの苗字から拝借)
だが、これだけでは分かりづらい気もする。
城ヶ崎って何なの?って言われた時に説明ができないので万人に伝わるように言い換えるべきか。
キャッスルスモールケポイント。
「大好物は豆腐です」
最後は名詞を動詞に置き換えるか、、。
人生で3度目、初めて書くブログで豆腐という言葉の成り立ちを考えるタイミングがやってきたことに驚きは隠せなかった。
豆が腐ると書いて豆腐。納豆と逆の漢字にされてしまった数奇な運命を辿った食べ物だ。
あの白さ、口に入れた時の虚無み。
それを補うかのような栄養価。
みなさんも豆腐を食べましょう。
これで3つの要素は埋められた。
等身大の柔らかい言葉。
皆さんにお届けして最後とします。
おつぽーん。キャッスルスモールケポイントです。大いなる好きモノは腐りし豆。
柔らかさとは?